型染めをするための型を
型紙といいます。
渋紙(柿渋を塗り重ねて強度を持たせた和紙/合成版あり)を
カッターで デザインに合わせて彫ったもののこと。
彫るところは 糊を置く、
染めたくない(白生地のまま残す)ところ。
(※技法によって違います)
染めたい部分が白く残したい部分に囲まれていたり、
白く残すところが多くて
一気に彫って持ち上げたら
端がびろっとめくれて作業しにくそうになったり、
そんなところに
絹紗を張ります。
この作業のことを紗張(しゃばり)といいます。
絹紗を張ったところ。
こげ茶になっているところに紗が張られています。
↑
カシューという漆の代用品を使います。
紗をぴんと張るため、
つり という線を彫り残して
紗を張ります。
カシューが
完全に乾いた後、
つり をカッターで切り取ります。
写真2枚目は型紙の裏側です。
写真の下のほうは
つりを
カッターで切り取っているところなのですが、
分かるでしょうか・・・?
完成。
今回はデザインの大きさと渋紙のサイズが合わず、
3枚で1色分の型に。
2色染めるので、
型紙は計6枚紗張りしました・・・。
***
2~3月は染月間でした。
作業風景を今年もご紹介していこうと思います。